【完結】─続─泣き虫姫のご主人様





 そんな簡単な事も分からず、もがいていたあの頃。






 あの頃と今は違う。










 そうでしょ?








「あたし、絶対に弥生君も助けてみせるよ」




「……待ってる」




 その笑顔が崩れないように






「…………好き、よ」






 優しく包んで?













 お願いします。





 ご主人様。







 どうかあたしを



















 嫌いにならないで下さい……。














 ちゃんといい子になりますから。












 また、涙が溢れた。










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