【完結】─続─泣き虫姫のご主人様
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時は流れて時刻はPM.07:00
今日は一日遊園地で過ごしたのだが……。
「……う゛っ……凄かった……」
「弥生がだらしないんでしょ、男のくせに」
雛子に付き合わされたジェットコースター無限ループは……地獄だった。
お陰さまで今にも吐きそうだ。
「男とか女とかの問題じゃないと思う……」
遊園地はあまり経験がない。
ましてジェットコースターなんて乗り物は大の苦手だ。
あの、独特のスピードと浮遊感が苦手だ。
「文句言わないっ! 今日は雛の言うこと聞くのっ」
そう言って、弥生の背中を叩く雛子。
そんな小さな接触すら、嬉しくなってしまう。
本当に、重症のようだ。
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