【完結】─続─泣き虫姫のご主人様





 突然の事で、澪の頭は正常には活動しなかった。




 何!?



 何が起きてるの!?





 カーテンが締め切られ、暗幕のようになっているカーテンが部屋を真夜中のように演出していた。






 そして澪の状況。









 ギリッ



「………っ…」





 誰かが澪の体を締め付けていた。



 身動きが取れない。






 恐怖で涙が零れそうになった時、澪の耳元で囁く声があった。














 その声は……異常な程に、冷たいものだった。









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