【完結】─続─泣き虫姫のご主人様




 耳にあたる息が、気持ち悪かった。








「澪さん……お久しぶりですね?」





 その、低く冷たい声は…………。






















「……や、弥生君」




 稚尋の実の弟。


 弥生君だった。









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