【完結】─続─泣き虫姫のご主人様






 雛子だ。




 雛子は稚尋の幼なじみで、稚尋の初恋の人。



 そして今はあたしの友達である。


 そんなあたしの元に、雛は近づいてきた。








「……澪ちゃん?」





「……え………?」




 振り返ると、そこに雛がいた。





 雛子は心配そうな表情を浮かべ、優しく笑顔であたしの隣にいる友達に言った。






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