【完結】─続─泣き虫姫のご主人様





 そう。



 稚尋の実の弟、弥生君の事。


 弥生君はどうしてあたしに“彼女にならない?”なんて言ったのか。




 そしてそれに動揺しているあたし。



 全てにおいて、訳がわからなくなっていた。








 どんな反応をされるだろうか。


 そう思い、恐る恐る雛子に視線をうつす。



 雛子は何やら眉間にしわをよせ、考えごとをしているように見えた。




 そして次の瞬間、大きなため息を零した。








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