【完結】─続─泣き虫姫のご主人様

　ジワッ



　先ほどとは違う、歓喜の涙が溢れてきた。





　そんな澪を見て、雛子は先ほどとは違い、笑顔に包まれていた。



「ま、すぐにあたしに振り向かせてみせるけどね〜」




　人に気を使わせないようにするなんて、雛らしいというか……




　でもそのおかげであたしはまた、








「あははっ」


　涙を拭いて笑う事が出来た。









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