地味女×イケメン男子
先生の合図で、体育館へと入場した。
それからは、卒業証書を受け取ったり、校歌斉唱をしたり、あっという間に時間は過ぎた。
帰りのホームルームの時間…
担任の先生はこう言った。
「誰しも楽な道を行きたがる。
誰しも楽な生き方をしたがる。
でも逃げ道を作った事で、近道を作った事で、本当は通るはずだった道に咲いてた一輪の花は見つけられない。
たった一輪の花でさえも自分にとって、大事な花にしてほしい。
それが今であっても、これからであっても一輪でいいから見つけてごらん。」
と。