幸せの方程式
幸せの方程式
恵美17歳…現在高校生

私は今誰もが考えるような悩みに振り回されている。

『どうして生きてるの…』
『私って何』

きっとこんなことは誰もが考える。きっとこれは普通のことなんだ。

17歳、ただ今思春期真っ最中…思春期の女の子の頭なんてみんな同じ。
私はそういって自分を納得させる。

だけど、私は知っている私には何もないってこと
『ねぇ、恵美一緒に帰らない』
『ごめん。今日用事あるんだ』
『そっか…じゃあまた今度だね』
『そうだね』
『あ、これ』
『何』
『写真、この前恵美にモデル頼んだでしょ。その時の写真、現像したんだ』
『…すごい綺麗に映ってる』
『モデルがいいからね』『…そんなことないよ

『そんなことあるよ。だって写真の恵美すごく幸せそうな顔してんじゃん』
『…そうかな』
『そうだよ。また今度写真とらせてね』
『…うん』
『それじゃ、そろそろ帰るね』

彼女は私の友達の直子。写真が好きな女の子…
風景から人物…彼女はとる対象を選ばない。
直子は写真を撮るのが大好き。最近は私をモデルにして写真を撮るのに夢中らしい

嬉しいけど、なんか恥ずかしいや…
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