ヤンキー彼氏は世界一
「ねえ、恋斗の中学のころってどうだったの？」



何気ない私の質問に
亮は口を閉ざした。




「何？」





「ゆりあちゃんショック受けるかもよ！」



亮の言ってる意味がよくわからなかったが
とにかく恋斗の全てを知りたかった。



「コイツ、今と全然違ったよ。
中学入ってすぐ、コイツ学校の頭の奴とつるみはじめて、すぐに恋斗は変わったんだ。


俺らも手がつけれないほどヤバかった。


毎日喧嘩は当たり前、
気に入らない奴はとにかく殴るって感じだったんだ。
だから学校でもあいつ１人浮いてたよ。

ま、俺らも浮いてたけど笑っ

んで、正也さんに出逢って今の暴走に入った。
暴走が俺らの居場所だったたんだ」



私は、黙って聞いた。



「ホントにあいつキレたら手がつけれないくらいだったんだ。


だから女も寄ってこない。

そんな時小百合だけが
あいつに寄ってきて、

小百合といつの間にか付き合ってた。


でもあいつ暴走ばっかで
小百合と付き合ってる意味ないんぢゃないかってくらいで、


だから今ゆりあちゃんの為に暴走を辞めるなんて考えられないんだ」



「そうなんだ。恋斗は凄く優しいのに。
」




「まっあいつはゆりあちゃんに相当惚れてんだな」



私は、顔が熱くなった。





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