ヤンキー彼氏は世界一
そして、
デパートから出て、
街をふらついていた。


「恋斗!?」




恋斗とおんなじ柄が悪い男の人が恋斗に声を掛けてきた。



「なっ!正也さん!





「お前最近顔ださねえと思ったら、彼女か~」




「まっまあ。」



「ま、お前が彼女なんてめずらいからな!!
また顔出せよな!」


正也っていう男の人は
笑いながら、
歩いて行った。



全てがハテナってかんじで
私は、何も聞けなかった。

ただ顔を出してないってことは暴走族の事ぢゃないかなあとは思った。




恋斗は、私が不思議そうにしてるのを見て、
今の会話を話してくれた。





「今の人俺の先輩なんだよ。俺が暴走入ってんのは知ってるよな?」


「うん…。」


「俺、お前に心配かけたくないから最近いってないんだ。
俺辞めるから!」


「え?」

「お前が悲しむ顔見たくないから、喧嘩も買わねえし。さっきあの人も言ってたけど俺女とか久しぶりだし。」


と全部話してくれた。


私は、不安に思っていた事を恋斗が気づいてくれたことに嬉しかった。


恋斗は私の思うこと全てわかるんだ。
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