秋の日には君と僕。
裾から伸びている腕を確認すると
やっぱり彼女で
「離してくれない?」
「嫌です…」
「フザるなよ…」
「フ、フザけてなんかないです!!」
突然叫ばれ
一瞬戸惑った
よく見れば
彼女の手が微かに震えていた
「好きなんですよ!貴方のことが!!」
……………
ああ、これも演技なのか
よく出来てるなぁ…
「そんな子供騙し、俺には通じないよ?」
「信じて下さい!私は本当に…!!」
あーあ…
ついに泣き出しちゃった