秋の日には君と僕。



「じゃあさ、本気だっていう証拠は?」

「えっ?」

「だから、証拠だよ証拠」

「それは…」

「無いんだったら帰る」

「…ッ!好きです!!」



ちゅっ



不意に唇に
柔らかいものが当たった

それが彼女の
唇だってわかるまで数秒の経過

キスされている
今、目の前の奴に

ついでに
俺にとっては初めての


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