HaPPy DAYS

01 一目惚れ



私の理想に近い男なんて居ない。
そう思って何年が経ったのだろう?

別に私には彼氏とか
そういった存在は必要ないって

ずっと友達と楽しく騒いでれば
いいじゃん?ってあの時は思ってた

私の名前は 長江 奈々
普通の女子高生

私が男という物に興味をなくしたのは
確か中学3年の頃…

その時に付き合ってた彼氏が浮気した。
まあ、別に好きじゃなかったし
どうでも良かった…といえば強がりになる
きっと私は男に興味がなかったんだ


「奈々ちゃん?」

…ふと我にかえる
あっ私、親友の由美に連れられて
嫌々…合コンに来てたんだ。
「もうすぐしたら、龍が来るから」
いかにもチャラそうな男が話しかけてくる

「あ…うん」
そっけなく返事を返す、

何分が経っただろう?
「ガチャ」
ドアが開く音がして私はその方向を向いた

……―きっと見とれてた
初めて見た、あんな顔。
ずっごく綺麗な整った顔
きっと…きっとこれは一目惚れをした。
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