虹色に輝けば
交換条件。
不確定要素が多すぎる。
本当に、死ねるか分からない。
一緒に居るってのは、カラダを捧げるってこと?
でもね、今の閉じこもった生活よりはましかもしれない。
今よりは、可能性がある。
「わかった」
真っ直ぐに、彼を見据えて答えた。
覚悟は、決まった。
もう、堕ちてるんだからどこまで行こうと、一緒。
「あ」
慌てて、時計を見ればもう夕刻を過ぎていた。
私は、朝あそこから出た訳で、もう帰らなければいけない時間。
「私もう時間が…」