虹色に輝けば
家族
「おはよう、ユキ」
「おはよ…」
今日も快晴、少し暑いくらいにね。
あと5日…そう考えたら切なくなる。
何でだろう…。
「リオって和食も出来るんだね!」
イメージに合わないから、少し興奮した。
しかも、すごく美味しいし。
「気に入ったなら、良かった。料理が好きだから何でも作れるよ」
何か、変なの。
優しくされて、キュンと心の音が聞こえて。
嬉しいけど、切ないこの気持ちは、何?
「今日は、出かけよう」
リオは、私に洋服を与えてくれた。
もちろん、普通の格好で。
そして、屋敷の門をくぐり抜けた。