虹色に輝けば




「生きることは、彼女のためでもある。そうじゃないのか?キミからも言ってあげて欲しい」



「リオ、彼女の為に生きるのなら仕方ないことなんでは、ないですか?」





リオは、頑なに首を横に振った。
何度言われても、承諾しなかった。




「僕は、ユキだけを愛してる。だからそんな人間の命なんて、食べません!」







愛してる、そう聞いたら気持ちが楽になった。
私は、リオと生きたいと思った。
でも一緒に生きていなくとも、心が繋がっているなら、愛はあるんじゃないかな。
リオのためにしてあげる、最後の恩返しは、これにするね。













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