虹色に輝けば
「それは、ダメだ」
3人は、私の考えが読めたようで、止めようとした。
でも、私の決心は固い。
「私の命を、あげます」
「ユキ…それは嫌だよ」
「リオ生きていなくても、私はリオが好き。ずっと、リオと一緒だから」
「ユキ…生きて、お願い」
「私は弱いから、リオが居なくなったら生きられないよ。だから、リオが生きて」
リオの瞳は、ゆらゆらと揺れていた。
死はやっぱり怖いけど、無意味な死じゃないから大丈夫。
「どうすればいいんですか?」
私の固い決心に、キング様は諦めたように呟いた。