ワタシと恋をしましょう!



それから私は長い時間彰人さんに抱かれ、泣いていた。



彰人さんは、何も言わずにただ抱きしめているだけ。




言葉はないけど、私達の気持ちは伝わってる気がする。





運命共同体って言ってきたけど、どこかで不安があったんだと思う。



会えないなんて考えないようにしてきたけど、でももしかしたら会えないのかもしれないって思った瞬間もあったし。





「運命共同体」




「ん?」



「ううん、何でもない」



色々考えてたら、思わず言葉に出しちゃってたみたい。
彰人さんは、不意に抱きしめる力を緩めて私の顔を覗き込んだ。



「もう離れるのは、懲り懲りだ」



「ふふふ、先生淋しかった?」



彰人さんが、拗ねたように言うからつい笑っちゃった。
彰人さん、可愛いなー。




「ああ、だから寝る間も食べる暇も惜しんで仕事していた」



彰人さんが、素直にそう言うから照れちゃうじゃない。
きっと、私が照れるのわかってて言ってるんだと思う。












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