ワタシと恋をしましょう!



「…美空」



「ん?何?…あ!またそんな怖い顔してるよ」




「キミは誘うのが上手いようだな」



意味の分からない私をよそに、彰人さんは私を抱き上げて寝室へ。
少し乱暴にベッドに下ろす。
んーこれって?もしかして…そういうこと?




「先生?」



「ん?」



「一応言っとくけど、誘ってないから」



ムスッとして言えば、彰人さんは意地悪そうに微笑んだ。




「今更だな。おとなしくしてなさい」



先生モードで私に覆いかぶさると、甘いキスをひとつ。




それから私を見て、微笑んで更にひとつ。





「美空」



私の名前を呼んでまたまたひとつ。




結局、彰人さんは一晩中私を離してくれないのは容易にわかることなんだけどね。



彰人さんも、楽しみなんだと思う。
みんなにすごい感謝してるし、心開いてるみたいだからさ。





明日から新しい春が始まります!









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