─泣き虫×強がり─



「…てか」



いきなり隆くんが
口を静かに開いた。



少し低い声に
みんなが隆くんをみる。



「梓に触んな」



え…?



今、なんて?



「やぁーだ」



そんな言葉を無視して
力を強める蓮くん。



隆くんがいきなり
蓮くんを引き剥がして
あたしを抱き寄せた。



「わぁっ」



いきなりのことに
あたしは変な声を上げた。











< 36 / 50 >

この作品をシェア

pagetop