─泣き虫×強がり─



ふと時計を見ると
もう次の日になっていた。



「あっ…あたし帰らないと」



「「えっ?」」



あたしの言葉に
蓮くんと日向くんが
一斉にあたしを見た。



「え…なに…?」



「梓ちゃん、どこに帰るの?」



「あ…」



そうだった…



あたしには
帰る場所がない…



「どうしよう…」



あたしが呟いた時だった。











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