千日紅が咲いている
揺れているのは白色。
ほしかったのは赤色。
伸ばした手がつかみたかったのは、少し大きな手。
横にいたかったのは、歩調の合うヤス。
ふらふらしていた私が悪い。
ふらふらすることを選んだ私が悪い。
私は、悪い奴。
悪人。
罪人。
永遠に続くかもしれない、いばら道。
最低最悪な道。
ヤスといるために選んだ道。
大輔を利用した道。
どちらに失礼な中間道。
私はずっとふらふらするんだ。
無言ではちまきを受け取った私に、大輔は満面の笑みをこぼした。
心に罪悪感が巣食った瞬間。
締め付けられて苦しくて、殺されるかと思った。
ほしかったのは赤色。
伸ばした手がつかみたかったのは、少し大きな手。
横にいたかったのは、歩調の合うヤス。
ふらふらしていた私が悪い。
ふらふらすることを選んだ私が悪い。
私は、悪い奴。
悪人。
罪人。
永遠に続くかもしれない、いばら道。
最低最悪な道。
ヤスといるために選んだ道。
大輔を利用した道。
どちらに失礼な中間道。
私はずっとふらふらするんだ。
無言ではちまきを受け取った私に、大輔は満面の笑みをこぼした。
心に罪悪感が巣食った瞬間。
締め付けられて苦しくて、殺されるかと思った。