千日紅が咲いている
「康弘に彼女?」


 大輔が驚いた声に声を上げた。

 ゲームから視線をそらして、私を見る。


「見たのか?」

「うん。女の子と一緒にご飯食べに来てた」

「……俺は何も聞いてないけどな。ダチじゃね?」

「そうなのかな…」


 クッションに顔をうずめる。

 ヤスはあまりそういうの好きじゃないって言ってた。

 相手にも周りにも誤解を与えるからって。

 私は付き合いが長くて、大輔の彼女だから別物とか言っていたくらいだ。

 だから、2人で一緒にいるってことは…。
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