夏の恋
『春希へ。


春希がこの手紙を読んでるってことは多分私は



もうこの世にはいないんだと思う…




ほんとはね?もっと春希の側にいたかった。春喜の隣で笑っていたかった。





私、病気が見つかった時すごくショックだった。




春希への想いも諦めて北海道に行って安静に暮らしてた。





病院に行った時、お母さんと先生が話してるのたまたま聞いちゃったんだ。





私はもう長くないって。



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