王子様とお姫様の秘密の放課後
顔を合わせても、直ぐに目を反らす杉本。

挨拶すら適当に、直ぐに私から離れて行く。

なんだか避けられてるみたいじゃん。

キスなんて、アンタはしなれてるんでしょ!

「ちょっと、待ちなさいよ!」

いつまでもメソメソしてる様な私じゃないんだからね!

杉本は、立ち止まったけれど、振り返る事はしなかった。

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