王子様とお姫様の秘密の放課後
「そ、それは…どういう意味で…」

父は動揺を隠せない。

「弟の雅人の…と、考えております」

えっ?

それ本気で言ってるの?

この人の目は嘘をつくんだ…

だからこれはきっと…

「さくらが決めなさい…」

父はそう言って席を外した。
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