「彼」


先生は、真剣な目をしてた。


「おまえさ、ひねくれもんだよな」


「素直に甘えたり・・・いや、俺にってことじゃなしでも。」



私が、人と。


男との間に。


線をひくこと。




気付いてた?





先生は、私の耳元に口を寄せて。



「内緒な?」



つぶやいた。


そして、耳に。



優しいキスをした。






私は、ドキドキとか、そんなんより。


まるで夢を見てるようで。



フワフワしていた。
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