「彼」
「くすぐったい?」
先生が笑いながら聞く。
私は首を横に振るのが精一杯。
高2にもなってて、
今までだって彼もいたのに。
男の人の温もりを感じたのは初めてだった。
「先生は・・・私なんかの何がいいの?」
私を見て、ニヤリと笑って。
「『私なんか』がいいの」
そう言った。
なんだか、ホッとした。
私でもいいんだ。
このままでいいんだ。
この人になら、
全てを見せてもいいのかな。
信頼してもいいのかな。
先生が笑いながら聞く。
私は首を横に振るのが精一杯。
高2にもなってて、
今までだって彼もいたのに。
男の人の温もりを感じたのは初めてだった。
「先生は・・・私なんかの何がいいの?」
私を見て、ニヤリと笑って。
「『私なんか』がいいの」
そう言った。
なんだか、ホッとした。
私でもいいんだ。
このままでいいんだ。
この人になら、
全てを見せてもいいのかな。
信頼してもいいのかな。