「彼」
それなのに・・・。



私は先生を愛してる。


先生のそばにいたい。






言っちゃった・・・


先生なのに。

どうしよう。

どうしよう・・・。





「雪?」


「雪のこと、ちゃんと見てたからわかってるよ?」



え?



「雪が・・・おれを信じてくれるなら、おれは雪を守るから。」



だって・・・



先生だよ?



「ま、しかたないよな」



そうなの?




「そのかわり、絶対に誰にも言わないこと。雪、守れる?」


うん。


大丈夫。



じゃあ、もう遅いから。

また、ね?




「会いたいな。」



え?無理だよ?




「だって、来てるから。」




その言葉を聞いて。



私は、電話を切った。
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