◆今宵、さくらの木の下で
――――パタン…







「雅、私聞きたいことがいっぱいあるの」



「でしょうね」



ちょっとすかした感じがムカつく!





「えっと、1つ1つ答えていってね。

 なんで私の前に現れたの?」


「行かなきゃいけない気がしたからです」





「いつもはどこにいるの?」


「仲間がたくさんいるところです」




「それってどこなの?」


「人間界のもっと上にある、“妖精界”ってとこです」




「雅いまいくつ?」


「何がですか?


「年齢よ、年齢」


「ああ、いくつなんでしょう?150前後かな」





!!!

妖精ってそんなに生きるんだ!



「人の願いをかなえられなければ、死ぬんです」
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