◆今宵、さくらの木の下で
…死、ぬ…?




じゃあ、私が無理なお願いをすれば、雅は死んじゃうってことなの?





「そういうことになりますね」



怖いな。




「なんか僕、百合子さんに殺されそうな気がする」




ニヤリと意地悪な顔をして笑ってる。



あたし人殺しならぬ妖精殺しっ!?





「冗談ですよ。ああ、僕が現れた理由、詳しく話しておかないといけませんね」





ドキっ




急に真剣な顔するから、心臓が変な音立てちゃったじゃない!







私の心の中とは裏腹に、不思議な雰囲気がただよう。






「僕がここに来た理由は…」





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