◆今宵、さくらの木の下で
はじめての友だち
今、クラスのドアの前。
今日はちょっと出るの遅れたから、教室には人がたくさん。
緊張で変な汗が出てるけど、きっと雅が見てる。
見守ってくれてるから、平気だよ。
よし。
ガラッ
「お、おはよう!」
みんな、驚きすぎ。
そりゃあ、喋ったことのない転入生がいきなりでかい声であいさつしてきたら、驚くよね。
「「おっはよー!」」
みんながキョトンとしてる中、あいさつを返してきてくれた2人の女の子。
私のところに駆け寄ってきて、自己紹介を始めた。
「あたし、綾っていうの!呼び捨てでいいよ。よろしくね!」
「あたしは、翔子。翔子って呼んで?よろしくね」
うれしかった。
いますぐ泣きたいけど、ここはちゃんと“笑顔”だね。
「わ、わたしは百合子だよ。よろしく!」
汚れのない笑顔。
雅のが移っちゃったじゃない!
今日はちょっと出るの遅れたから、教室には人がたくさん。
緊張で変な汗が出てるけど、きっと雅が見てる。
見守ってくれてるから、平気だよ。
よし。
ガラッ
「お、おはよう!」
みんな、驚きすぎ。
そりゃあ、喋ったことのない転入生がいきなりでかい声であいさつしてきたら、驚くよね。
「「おっはよー!」」
みんながキョトンとしてる中、あいさつを返してきてくれた2人の女の子。
私のところに駆け寄ってきて、自己紹介を始めた。
「あたし、綾っていうの!呼び捨てでいいよ。よろしくね!」
「あたしは、翔子。翔子って呼んで?よろしくね」
うれしかった。
いますぐ泣きたいけど、ここはちゃんと“笑顔”だね。
「わ、わたしは百合子だよ。よろしく!」
汚れのない笑顔。
雅のが移っちゃったじゃない!