なみだ空

リムジンから
ある男がおりてきた。

とても
スっとした体で
写真の人と
同じ人だった。

彼は
車から降りると

私の方に
歩いてきた。

「すみません。
加藤あやサンですか?」

「は、はい」

「遅れてすみません。
では
レストランの方に
入りましょうか」

彼は
紳士のような声で
紳士のように
私を案内してくれた。


私達は
10階の個室の
部屋に向かった。

私は
もしかしたら
ベッドとかあるのッ!?

と思っていたが、
部屋に入ると
円形のテーブルが
置かれてる
部屋だった。

シンプルだけど
品のある部屋だった。
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