なみだ空
はぁ−。
どんな人なんだろ〜?
優しいのかなぁ〜!?
私は
ずっと
そんなことを考えながら
部屋に向かった。
…コンコン
「はぁーい」
「あやー?
お母さんよ−。
開けてちょうだい」
ドアを開けると
目を輝かせてる
おかぁがいた。
「ど、どーしたの?」
おかぁは
どーしたのとでも
聞いてほしいような
目をしていた。
「あのねェ〜、
あなた達が会う日
決まったわよ!」
「えっ!!
もう決まったの?」
「そうよ。
5月の18日よ」
「18日って…
一週間後ッ!?」
「えぇ。
だから
着る服を買いにいきましょう」
おかぁは
優しく言った。
「う、うん‥」
私達は
一週間後に着る服を
買いに行った。
私はこのとき
あの人との出会いを
どう受け取って
いたのだろう?