ごめんね・・・。
走った。


と言うよりも。


引っ張られた。


「姫良里。まって。どこまで行くの。」


いつの間にか。学校の裏庭にいた。

「・・・」姫良里は聞いていない。


「姫良里・・・。いたいよ。」

泣きだす私。


姫良里の足が止まる。

「凛香。ごめん。平気?」

姫良里のやさしい声。


「うん。大丈夫だけど・・・。どうしてここに?」
安心する私。


「そんなことは、どうでもいいの。」

姫良里が私の言葉をうちけす

私は何も言えなかった。
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