ごめんね・・・。
「あのさあ。凛香あんた、もうすぐ卒業で、荒井とおんなじ
 社会人になるんだよ。。。」

姫良里は、私に何かを伝えたかったらしいが・・・。

「・・・。」


私にはわかんなかった。

「もう。誰かとつきあったり。結婚したり。子供産んだり。
 自由になるんだよ。」

姫良里は続ける。

「荒井と今つきあったら、これからの楽しいことを経験しないで、
 結婚することになるのよ。」

姫良里はいう。

私はやっと理解した。

「わかってるけど・・・。荒井の事が好きなの。」

私は、このとき。姫良里の気持ちも知らずにはっきりと言ってしまった。

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