猫は太陽が好きなんだ
「野良猫なの?」


理子からのいきなりな質問。
そう言えば、俺はどこに寝泊りするべきなのだろうか。

生前の俺は施設に住んでいた。
幼い頃、両親が他界。

親類も少なく遠い所に居る。
そのため俺は施設に預けられた。


その施設には俺は居ない事になってる筈である。

じゃあ俺は野良猫?

とりあえずは理子に頷いて

「たぶん、野良猫・・・。」

と答える。


少し沈黙が続いた。


そして、とんでもない言葉が俺の耳に入って来た。
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