猫は太陽が好きなんだ
「どうだ?猫の気分は?」


興味津々なのか面白がって居るのかは、わからないが天使は聞いてくる。


「普通・・・。でも猫とは思って無かったよ。」


“普通”と言う言葉に少し安心したかの様に天使は頷いた。




「お前アイツが好きだったんだなー。」


「なっ・・・・・・!」


いきなりの天使の発言。

突然、図星をつかれ言葉が詰まる。
そんな夏樹を見て天使はケラケラと笑っていた。

外は真っ暗。
季節は秋に入り猫が好きな陽だまりも少なくなる。


自分が猫だと分かって約3時間。
早いが、今の姿にも天使にも慣れてきた。

そんな中、ある想いが心に出ていた。



“理子に告白したい”




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