猫は太陽が好きなんだ

狼男ならぬ猫男

猫の姿でなんて告白したって何にもならない。
どうやって告白をするのか。

これが大きな問題だった。

「告白するのか?」

天使が声をかけてくる。
今悩んでる事。

「猫なのに・・・どうやって・・・・・・。」

落ち込み気味の夏樹を見て天使は笑い、

「誰がずっと猫のまんまだって言った?」

とからかう様に言い放った。



「どういう事だよ・・・。」



夏樹が恐る恐る聞いてみる。
天使はニッと笑いとんでもない事を言った。



「毎日の深夜12時丁度から深夜1時までの1時間。お前は人間に戻る。」



と呟いた。
それを聞いた瞬間、目を丸くする。


「俺が人間に戻れる・・・?」
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