猫は太陽が好きなんだ

猫の友達

「あ、あのぉ・・・。」

「え?」


只今、理子の腕の中。
俺は真っ赤になっている。
肉急の裏はピンクより赤に近い。


「何で、抱いてるの・・・・・・?」

「温かいもん。」


今は秋。
風も冷たくなっている。
猫のため、全身毛皮。

軽く湯たんぽ代わりに朝からなっていた。

昨日は本当に大変な事が起きてしまった。
人間に戻れちゃうなんてな。


理子とも話すことができた。
これなら告白もできるかも。

なんて思ってみる。
でも、唯一の後悔の“告白”ができたら、どうなるんだろうか。

ぞんな疑問も浮かんでくる。


理子は今日も学校。
今日、俺は外に出ることにした。
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