猫は太陽が好きなんだ
「さ、寒い・・・・・・。身体は温かいけど、肉九が冷たい・・・・・・。」

靴のありがたみがわかった気がしたような夏樹なのであった。

辺りを見渡せば懐かしい光景。
小学生の登校班に朝のジョギングをする人。

「何も変わって無いんだ・・・・・・。」


少し安心した。
夏樹は少しづつ生きてた喜びを分かりつつあった。


「おい。」

「え。」


後ろから声がした。
急いで振り返ると、そこには猫が居た。


「お前、見ない顔だな。」

「あ、はい。」


猫のため本物の猫の言葉も分かってしまう事が自分で驚いていた。
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