猫は太陽が好きなんだ
「名前。」

「え?」


突然現れた茶色の猫。

「お前の名前。」

「あ、俺は・・・・・・。」

って俺は、何を普通に猫と話してるんだよ・・・・・・。
俺は猫じゃない、人間なんだぞ!って言いたい所だけど、実際、今は猫だしな。

「夏樹・・・・・・。」


渋々、自分の名前を名乗る。
茶色の猫は夏樹に近づいて


「夏樹か、珍しいな。」


と呟いた。


それから夏樹は、この猫と話す事に。
猫の名前は“茶々”で近くの家に飼われてる。

この辺ではボス猫らしき地位に居るという。

そんな事を話しながら夏樹は時を過ごしていた。
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