猫は太陽が好きなんだ
太陽が真上で輝いていた。
一日の中で一番明るい時間帯。

「昼・・・・・・どうしようかな。」

夏樹は近くにある公園の木下で茶々と共に寝転がっていた。
秋でも、やっぱり昼間は暖かかった。

「茶々は、どうすんの?」

すっかり茶々と友達になれた夏樹は親しげに話しかける。
茶々は“家に帰って寝る”と夏樹に言い残して公園を後にした。


今日は水曜日。
夏樹は生前の記憶を思い出す。

「今日は5時限授業だっけか?」

今は12時半。
理子が家に帰るまで、時間はたくさんある。


「学校・・・・・・行ってみよう。」
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