猫は太陽が好きなんだ
「あれ…夢の中の人間の夏樹君。」

「え。」

まさかと思い時計を見ればAM12:10

「過ぎてた…。」

夏樹は理子の元へと歩み寄り座る。

「ねぇ、理子。今日は話があるんだ。」

「何?」

「俺ね、違う所に戻って、俺の本心を、ある人物に言わなきゃいけないんだ。」

「うん。」

「で、また戻って来れるようにしないといけない。」

「そうなの?」

「あぁ。理子とはお別れになるかもしれないんだ。それでも良い?」

「夏樹君とお別れ…。」

「あの猫とも、お別れになるかもしれない。」

「やだ。」

夏樹は驚き理子を見る。
理子は涙を流していた。



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