☆*...+私だけの王子様+... *☆
第一章  憧れの君

掃除中の幸せ...+*

「かっこいい・・・」

ほうき片手に見上げる先は図書館・・・

の窓辺で本を読んでいる『山近 朔真』。

私は、掃除なんて忘れてながめている。

だって・・・まじで惚れたんだもん。


バシッ

「いった・・・」

思いっきり頭をたたかれる。

カバンだ、ジャラジャラしてる・・・

「どこにいると思ったら、掃除!?」

「・・・痛いよ、美咲」

カバンを片手に仁王立ちの・・・

私の親友『青木 美咲』。


一緒に帰る約束してたんだけどー・・・

「何やってんのよ・・・今日、映画行くって言ったのに」

「ごめんー・・・いつものことながら」

はぁ・・・

現在4時19分。

今日は久しぶりに美咲の部活がお休みだから

遊びに行こうって話だったんだけど・・・
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