水泡玉~先輩~



「せんせーい!
 なんとか着替えられました!」
と少し微笑みながら先生のところまで小走りで行った。


「お、おかえり」

と先生が返事を返してくれて
なんだかよくわからないけど嬉しくなった。


「やっぱり、少し大きすぎたかな?」
と苦笑いを浮かべながら
私のジャージを引っ張った。


やっぱり目に見えて分かるんだ…
と少し大人の人の服
体格に考えさせられた。



「先生、そろそろ部活終了の時間ですよね?」

といつの間にか近くにいたカリナが言った。


「あぁ、そういえば、そんな時間だね
 もう、ダウンにしようか」

「はい、」


とカリナは真剣に先生の話を聞いている


やっぱり雄介くんの為なんだろうな…


いいな、大切な人のために一生懸命になれるの



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