水泡玉~先輩~


「今日は大丈夫だったか?」

と少し心配そうに聞く先生。


「大丈夫ですよ!
 私こそ、迷惑かけてすいません」


と少し重荷になっていたことを伝えることができた


「いやいや
 顧問の俺の不注意でもあるから」


と少し申し訳なさそうに言っていた。


「でも…」

でも、私の不注意なのに…

先生はどこまでも優しいな
そう思った。



「まぁ、とりあえず
 そのジャージで帰るのはちょっときつくないか?」

と私の着ているジャージを見ながら先生が言った


そういえば…!
このジャージぶかぶかで今だってかなり
ギリギリで着てるんだった

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