水泡玉~先輩~



「私、本当に嬉しかったんですよ?」


自分でも驚いた
こんなこと、言っちゃうなんて
っと

「え、あ うん。無事で、本当によかった」

っと照れくさそうに言う先輩がすごく可愛くて

どんどん好きになっているような気がした。

「じゃ、じゃぁ そろそろ出ましょうか」

っと切り出して出口に向かって二人で歩き出した



どきどきする、

私、本当に 先輩が好きなんだ・・・・


改めて実感するこのキモチに

嬉しさと苦しさが混ざっていた



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