水泡玉~先輩~


雄介君が悩んでいることなど
一通りカリナに話した


『そうだったんだ』

と少し考え込むカリナ

心当たりでもあるのかな?

『雄介君どうかしたの?』

とおにぎりの袋を
ビニール袋の中に入れた

『うん、最近ちょっと元気なかったんだよね』

と少し心配そうな顔をした



そっか
全然気づかなかった
私、自分のことで頭いっぱいで・・・・



『そっかぁ・・・
 でも、これからは水泳部のマネージャーとして
 雄介君のこと支えてあげれるでしょ?』

とカリナを勇気づけてみる


『そうだよね!ありがとう』

とお弁当箱をしまいながら言った






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